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真夏の方程式のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

真夏の方程式(2013年製作の映画)
3.3

ガリレオシリーズ第2作目🎬

ストーリーは主人公が10歳の少年柄崎恭平を中心に起こる事件と過去の事件の関りを紐解く姿が描かれていました。やっぱり福山雅治演じる湯川学の助手役は柴咲コウ演じる内海薫が良いなと思ってしまいました。今作のテーマは"誰かの人生を思うとは何か"です。登場人物たちの動機については正直、非現実的な部分、想像し切れない部分が多かったです。それでも今作は誰かが誰かを必ず思い、その人を守ろうとその地を守ろうと何かを犠牲とし、その犠牲を隠しながら、笑って暮らしていました。恭平はそういう大人の現実に疑問を持っていたのだと思います。肝心なことに限って、大人は理由を隠します。子供には何も話してくれない、しかし湯川はそんな恭平に少しずつ「真実」を伝えていきます。恭平が知るべき事実を将来出会うべく課題にぶつかった時に開くための鍵を少しずつ教えていきます。そして恭平は、知るべきでない真実に少しずつ近づいて行きました。そして今作と前作では、ある意味真逆の部分が在ったりします。それと、今作では湯川のお決まりの数式、決めセリフの「さっぱりわからない」がないので残念でした。
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