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はじまりのみちのKUBOのレビュー・感想・評価

はじまりのみち(2013年製作の映画)
4.0
「はじまりのみち」。「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」「河童のクゥと夏休み」「カラフル」など、わたしの大好きなアニメ作品を手がけた原恵一監督、初の実写作品ということで期待して見てきました。

作品は昭和の名監督木下恵介が疎開のため病身の母親をリヤカーに乗せて峠を越えた数日間を描いている。戦時下で撮りたいものが撮れずに悩んでいた木下が前に進み出すまでのお話。

黒澤明と並び称される木下恵介だが、黒澤は遡って名作の数々を見たが、木下はというと、せいぜい「二十四の瞳」と「楢山節考」くらい。私もそうだが、この映画を見て改めて木下作品に興味を持つ人もいそうだ。

地味な作品ではあるが、親子の情を描いた秀作。特に便利屋役の濱田岳の演技が光った。
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