はじまりのみち(2013年製作の映画)

上映日:2013年06月01日

製作国:
  • 日本
  • / 上映時間:96分
    監督
    原恵一
    脚本
    原恵一
    キャスト
    加瀬亮
    田中裕子
    ユースケ・サンタマリア
    濱田岳

    「はじまりのみち」に投稿された感想・評価

    加瀬亮はもちろん濱田岳がなんともいい役である。時々クスっとくる。
    だが、最後が長すぎ。
    木下惠介監督の実話をもとにアニメで有名な原恵一監督が手掛けた実写映画。木下監督の作品を随所で見せながら、監督の人柄を解りやすく描いている良作。

    母親をリヤカーで運ぶ話で、どちらかというと地味な作品ですが、出演しているキャストがみな演技が上手くて引き込まれました。
    田中裕子さんの母親は息子の一番の理解者で、気持ちが伝わってきましたし、木下監督(加瀬亮さん)が母親の顔を拭いてあげ、櫛で髪をとかしてあげるシーンは素敵でしたね。お互いのことを想う母子が素晴らしかったです。
    カレーライスの便利屋くん(濵田岳さん)の方言とかユニークな喋りは秀逸でしたし、監督と知らずに映画の話をするところはジーンときました。ホントに芝居が上手ですね。ユースケさんの真面目な芝居も良かったです。

    古い映画のモノクロと道中の風景や朝日のカラーのシーンを上手く使って、インパクトのある作品に仕上げているところは凄いと思いました。
    「はじまりのみち」。「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」「河童のクゥと夏休み」「カラフル」など、わたしの大好きなアニメ作品を手がけた原恵一監督、初の実写作品ということで期待して見てきました。

    作品は昭和の名監督木下恵介が疎開のため病身の母親をリヤカーに乗せて峠を越えた数日間を描いている。戦時下で撮りたいものが撮れずに悩んでいた木下が前に進み出すまでのお話。

    黒澤明と並び称される木下恵介だが、黒澤は遡って名作の数々を見たが、木下はというと、せいぜい「二十四の瞳」と「楢山節考」くらい。私もそうだが、この映画を見て改めて木下作品に興味を持つ人もいそうだ。

    地味な作品ではあるが、親子の情を描いた秀作。特に便利屋役の濱田岳の演技が光った。
    2016.01.18鑑賞
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    全編を通して注目して欲しいのが眼の表現力!
    物言えぬ田中裕子が全てを伝える、すげえ!
    原恵一監督作品視聴5作目。初の実写映画作品みたいなんです。

    正直、木下恵介という巨匠映画監督の伝記モノと聞いて誰ですか状態で、「二十四の瞳」の人だと分かるがそれすら見てないのでわからず。
    っていう愚民関東選抜の僕でも楽しめたので、木下恵介に自信ニキはもちろん、トーシロでもちゃんと楽しめる作りになっていると思います。
    というか伝記モノにいちいち文句を入れる仕事に就いてる僕でも素直に良きと思えるレベルです。

    まずなんといっても上映時間の短さよ。しかもリアカーで山を越えるというシンプルなストーリーだけで構成されている。映画監督の伝記なのに映画撮ってるシーンがねえのすげえわ。
    それでもこの人の映画に懸ける情熱から為人、家族との関係に至るまでビンビンに伝わってきましたわ。

    濱田岳がナイス演技してますわ。

    このレビューはネタバレを含みます

    お母さん愛がすごい人やなって思ってたら実在する人やったことに途中気がついてそこから一気に観る目が変わった!
    偶然会った人やお母さんの言葉のおかげで映画を作り続けることに決めた主人公の作品が後世に残ってることを知ると、感慨深いです。
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