こたつreboot

パシフィック・リムのこたつrebootのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
3.0
僕が考えた最強のロボットはこれだ!
…というのを膨大な費用をかけてハリウッドで作ってしまいましたぁ、的な映画。佳作。

この映画の監督さんは日本が大好きなんでしょうね。ロボットとか世界観の設定とかに、マジンガーZ、ガンダム、エヴァなどの影響がぷんぷんと漂っていますからね。そのうち、復讐に燃える仮面の貴公子とかが出て来て「マコは私の母になる女性だったのだ!」なんて言い出してもおかしくないです。

それほどまでに日本の作品を愛してくれている(と思われる)監督さんの映画ですから、こちらもラヴ突然、くらいの気持ちで鑑賞に臨んだんですけれども。
いやあ、ラヴと作品のクオリティは別問題だったのですなあ。残念の極みです。

いや、映像のクオリティは超一級品ですよ。
週刊少年ジャンプで例えるならば、原哲夫氏とか井上雄彦氏とか小畑健氏とかの画力のようなものです。

でも。でも。本当に大切なのは。
心がワクテカするかどうか、だと思うのです。本作品にそれがひとつでもあったでしょうか?斬新で。鼓動が高鳴るような。そんな提案はありましたでしょうか?個人的な印象でしかありませんが、僕はただただ冷静に観続けておりました。

週刊少年ジャンプの作品にたとえるならば、絵がうまいから読むのが苦痛なわけじゃないけれど、別にいつ連載終了になっても困らない、10週打切りは免れてもコミックス2巻分程度の展開で、「俺たちの戦いはこれからだ!」なんて煽り文句を書かれて終了、そんなイメージでした。

というわけで僕が非情にも酷評しているかのように見えてしまう(そんなに酷評しているつもりはないので、念のため)本作品ですが、先ほども書きましたがCGを含めた映像のクオリティは超一級品ですからね。

頭を空っぽにすれば楽しめるかもしれません(そして、そういう楽しみ方が正解なのかもしれません)。そして、第二作目を作ることがあるのならば、是非とも違うアプローチで作ってみていただきたいと思います。

そう。パシフィックリムの物語はまだこれからなのだ!
第一部完!