みやっち

パシフィック・リムのみやっちのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
4.0
やっぱりお金をかけて作りこむと映画は面白い
という結論に至ってしまう。
怪獣や巨大ロボの質感がリアルでいい。
ちゃんと重量感があるのだ。
ここがちゃちいと興ざめだが本作はち密に描かれ
ていてそれだけでも見る価値はある。

イェーガーもそれぞれのお国柄があって面白か
ったのだが、主役機のジプシーはもうちょっと
カッコいい方が良かった。日本のアニメに出る
ロボとはちょっと趣が違うのだがこれは監督の
趣味かな?個人的にはロシア製第1世代の
ハンマーパンチがお気に入り。
短足でフォルムが可愛い(笑) やられて海中に
沈むときのパイロットの悲惨さもリアルでよかった。

複数パイロットによる操縦は互いの脳を神経
接続する「ドリフト」と呼ばれるプロセスを
経て行われる。何でこんな面倒臭い設定にし
たのか疑問だったのだが、人物の過去の記憶
に触れることでドラマ性と怪獣とのドリフト
という脚本上の必要性があったのね。

芦田愛菜ちゃんの迫真の演技すごかったな。
今の愛菜ちゃんは一般人みたいにオーラない
けど、本作の愛菜ちゃんはまさに天才子役。
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