ほーりー

パシフィック・リムのほーりーのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
3.6
逃げ惑う群集! 絶望に打ちひしがれた人々! 廃墟と化した街!  巨大なる怪獣との闘い! そして思わず手を握るその迫力!
 
……といった怪獣映画の醍醐味をふんだんに取り入れたギルレモ・デル・トロ監督の「パシフィック・リム」。

菊地凛子や芦田愛菜(菊地の幼少期) など日本勢も出演しており、日本の怪獣映画へのオマージュも随所から感じる作品となっている。

今観ると……いやひょっとして僕だけかもしれないけど、菊地凛子のメイクやヘアースタイルなど、何となくブルゾンちえみに見えちゃうんだよね……。

あと、個人的には、今回登場する怪獣のデザインというのが自分がイメージしてるのと、ちょっと違うんですよ。

アタシの中で海の怪獣といえば、クリっとした眼でカカオ豆が好きなトカゲとか、ヒトデがふたつ繋がった石油を喰う怪獣とか、鼻先にドリルがついてるサメみたいな奴とか、球状の体にタコの吸盤だらけの怪獣なんですよね(^_^;)

今回登場する怪獣たちは、微妙にデザインが違うんだけど何か同じような姿に見えちゃって(同じ遺伝子から作られているという設定だから仕方ないけど)……。

さて、本作の日本語版キャストはかなり豪華で、杉田智和、林原めぐみ、玄田哲章、古谷徹、三ツ矢雄二、千葉繁、池田秀一、浪川大輔といった声優界のレジェンドの面々。

玄田さん、池田さん、浪川さん、三ツ矢さん以外はあまり吹替え洋画の印象がない声優ばかりなので、おそらく作品のカラーからアニメを意識したキャスティングをしているような感じをうけた。
 
そして、そんなお歴々に囲まれながら、決して足を引っ張っていないケンドーコバヤシがちゃんと声の芝居ができていることに驚かされる。

最後の最後でケンコバが全部持ってっちゃってるもんね。

■映画 DATA==========================
監督:ギレルモ・デル・トロ
脚本:ギレルモ・デル・トロ/トラヴィス・ビーチャム
製作:ジョン・ジャッシニ/メアリー・ペアレント/トーマス・タル
音楽:ラミン・ジャヴァディ
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
公開: 2013 年 7 月 12 日(米)/ 2013 年 8 月 9 日(日)
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