日本の特撮やアニメゲームなど要素がふんだんに盛り込まれた、全編KAIJUと戦う映画。
まずイェーガーという名前がたまたまかもしれないけど進撃。
で、対KAIJU用に壁を作るってのも進撃。
イェーガーは中身エヴァ、所作はガンダム。
ロケットパンチはマジンガーZ。
対KAIJUはウルトラマン。
面白かったのはそこにモンハンの要素をぶち込んで、KAIJUの体を素材にしちゃったとこですかね。
しかしそのリスペクトがすごすぎて、この映画を構成するオリジナリティがほとんど感じられないところが残念。
予告編を観た瞬間に、まずこの巨大ロボットを動かす操作が全身を使うっていうところで「ダサすぎる…」と思ってしまったので、その不安がそのまま引きずられてしまった感じ。
タンカー持って殴りかかるところは、お前が人間が作ったもの壊してどうすんねん…と思ってしまった…。
冒頭のKAIJUと戦うシーンはおお!と思ったけど、あとやってることずっと一緒なのに長い!!もうちょっとコンパクトにまとめてくれればよかったなぁ…。
愛菜ちゃん(まだ小ちゃかった〜)が出てる場面も異常に長いですからね。
出てるのは嬉しいですけど、別に場面としてはいらなかったように思う。
菊地凛子さん大活躍で、そこは日本人として素直に嬉しかったです!(他のキャストがまっったく魅力ないってのもあるけど…)
アップライジングもこれと同じ展開なら、結構辛いですね…。
なんといってもKAIJUに魅力がない…。
怪獣映画の主役は怪獣なんだよなぁ。
いっぱい出てくるけど、基本フォルムが全部一緒なのよねぇ。
ただストーリー的には仕方ないか。
KAIJUが単なる巨大生物という解釈になってしまっているのが悲しい。
怪獣は怪獣自体にストーリーを持たせないと、魅力がないのです。
これを観て、おお!と思った方!
日本のオリジナルである、エヴァ、ガンダム、進撃、ウルトラマンの方が100倍面白いので、そちらもぜひ!!