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パシフィック・リムのMoDのレビュー・感想・評価

パシフィック・リム(2013年製作の映画)
3.8
新作のためのおさらいとばかりにBlu-ray引っ張り出して視聴したら不満が噴出したので再レビュー。

この映画初視聴は、初視聴のIMAX劇場にて。巨大スクリーンで巨大な機械が巨大な怪獣と戦うアトラクションさにどハマり。特に最初のコクピットのシーンの重たくて忙しい感じで脳汁がドバドバ。吹き替えはロボットアニメを意識した配役・翻訳で、こっちの方がより日本人・男の子・オタク向け。

ただ、改めて何度も見てみると、オヤジが生き残って息子が死ぬ展開や日本語看板の適当さ、監督がウルトラセブンを意識して作った割に戦闘を映すカメラが被写体に近すぎて怪獣が見にくい、パイロットの機体への愛着がほぼ皆無、など日本人として言ってやりたいことが山ほど出てきた。
脱出装置が働かないシーンはジプシーが自動で動いてパイロットを助けてくれるように見える、みたいなガイナックス的な?ロボの心的な?シーンが欲しかったけど、それって八百万思想すぎる?

副音声での監督のコメントを見ると"ただのOTAKU(ナンチャッテファッションオタク)"って感じでガッカリ。日本好きっていってるだけのニワカファンが作ったんだってのがよくわかる。噛めば噛むほど不味くなる逆スルメ映画。ライチの種みたいな?
日本や特撮に対する姿勢はニワカなんだけど、棒で訓練のシーンとか絶妙にダサくてオタクくさいのがまた救いがない....。

それでも初めて見た時はあまりにも衝撃的で4.6を付けてました。
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