フィーバー

くちづけのフィーバーのレビュー・感想・評価

くちづけ(2013年製作の映画)
5.0
これほど切なく悲しい・・・これ以上あとが続かない。
傍観者が、軽々にコメント出来る内容ではない。
それだけにこの作品に携わったスタッフ、キャストの皆さんはどれほどの重圧だっただろうか。
鑑賞前、気分転換したい気持ちだったので、他の作品も考えたが以前から観たかったのでこれにした。
でも鑑賞後、普通に生きている事がどれほど幸せかを痛感する。
気分が晴れたと言うのは、適切ではないが、そんなことはどうでもよくなった。
ものすごく悲しい話なのに「あなたはまだ大丈夫」と気力をもらえる不思議な作品である。
2001年制作の「I am Sam」 この作品とは設定は逆で内容もまったく違うが知的障害者の父娘を題材とした名作であるが、その邦画版の誕生である。
同じように10年以上たっても評価される邦画を代表する作品になってもらいたい。