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オブリビオンのmatchypotterのレビュー・感想・評価

オブリビオン(2013年製作の映画)
3.6
近々『テネット』観るはずだからその前に、出来る限りぶっ飛んでおこうかな、と。
別に何の関連性もないけど免疫づくり、的な。

『オブリビオン』。
トムクルーズ×モーガンフリーマン×オルガキュリレンコ。
彼らと、アンドレアライズボロー。
人間としての登場人物はほぼこの4人と言って良い。

2077年の地球。

人類が地球外生命体と戦い、勝利を手にしたが、大損害を被り、土星の衛星“タイタン”に逃げるために地球の資源を“テット”なる人類の望みをかけた宇宙船に運ぶ。
そのために、送り出されたドローンの整備を任されたコンビがジャックとヴィクトリア。

彼らは無機質な地球に残り、残りわずかな期間をドローンの整備をしながら、任務の終わりを待っていた、、、。

と言う話からあれよあれよと展開。

“スカヴ”と呼ばれる侵略者に捕まるジャック。
ここから彼の存在と、真相が明らかに。

2077年のこの地球は「荒廃した地球」と呼ぶ領域を超えて、ほぼ原型を留めていない荒野に続く荒野。
どこでロケしたんだ?と思うけどたぶんほぼフルCGなんじゃないかと。

ここまで無機質で殺伐とした風景の中で繰り広げられるドラマ。

トムクルーズとモーガンフリーマンの圧倒的な醸し出される“人間味”でこそ成り立ってると言っても過言ではない。

前半の無機質で単調で規則正しく淡々とした“任務”に何の意味があるのか、、、そのフラッシュバックする記憶は何なのか、、、。

その答えが墜落した宇宙船にあった、、、。

それまでのぶっ飛んだ世界観を、さらに真逆にぶっ飛ばしてくるような話の展開に仰天。

何か色々言いたい。
けど、詳しく言うとネタバレなのであまり言わない。けども、、、。

モーガンフリーマンの方のアレは2077年になっても大した変化がないやんけ、とか、めちゃくちゃ計画してた割に、最後は運頼みみたいな感じかよ、とか。

それだけ窮地だったんだな、と。

そして、ジャック、トムクルーズが全ての引き金であり、鍵だった。
もうトムとモーガンにしかできない映画。

美しい映像の中での、静と動の両極端に振れ幅がスゴい映画。

オルガキュリレンコ、元ボンドガール。
ピタッとした宇宙服系と、緩いニット姿で、まったく印象が変わる彼女の魅力もまた良い。
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