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共喰いのwantaroのレビュー・感想・評価

共喰い(2013年製作の映画)
3.4
ちょっと父ちゃんやり過ぎかと思いきや、時は昭和。DVとかセクハラなんて言葉もなかった(よね?)
うなぎやら魚の死体やら、抽象的な表現が多い一方、性の描写は露骨で、見応えがあった。ただ、男性器を無理に影越しや下着越しに目立たせたのは…。サイズ感に違和感。でも珍しいからアリ。

殴らないとセックスできないこの父親も、その息子も、マザコンだ。相手を弱者にしないとふんぞりかえれないのだ。多分。
そしてこういう男に進んで抱かれる女はどの時代にもいる。需要と供給の負の循環がある。人間のメンタルなんてポンコツだね。

「帰れソレントへ」がお洒落に流れるが、なんともうまくあの川の姿と調和している。不思議。
方言プラスぼそぼそが多いのに字幕がないのがきつかった。全ての邦画に字幕求む。
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