ショウキ

インポッシブルのショウキのレビュー・感想・評価

インポッシブル(2012年製作の映画)
4.8

2020年37作目(再視聴)

21世紀最大、東日本大震災の10倍の死者を出した、
2004年のスマトラ沖地震で起きた津波。
そこから奇跡の生還を果たした一家の話を基にした、
手加減の無い正直な描写に刺される映画です。

なんといっても序盤の津波のシーンがリアル。
そして繰り返される怖いというセリフ。
改めて津波の恐ろしさを痛感させられます。

そんな手加減の無い描写に加えて、
まだ幼かったころのトムホランド演じる長男の成長。

自然災害の非情さと長男の成長を描くストーリーは、
とても涙無しには見れません。

2018年117作目

この手の作品は本当に苦手だ、良い意味で。
泣くなと言われる方が無理だ。
特に日本にとっても重いテーマになる津波。
津波のシーンは直視出来ない人もいそう。

ナオミワッツのボロボロな姿。
ユアンマクレガーの無色透明な演技。
そして、子役3人の存在感。

この5人のバランスが凄かったと思う。
フェイクになるギリギリのリアル感を感じた。
普段見てても演じてる人達での
相乗効果を感じることがあまりなかったので、
そういった意味では新鮮さも感じる映画だった。

被災の経験がある人からすれば、
本当の部分が描かれてないじゃないかと言うだろう。
それにお前らは最後に飛行機でVIP待遇かと。
そんなのは本作に関してはどうでもいい。
映画なんだから。この家族の物語なんだから。
ショウキ

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