2020年37作目(再視聴)
21世紀最大、東日本大震災の10倍の死者を出した、
2004年のスマトラ沖地震で起きた津波。
そこから奇跡の生還を果たした一家の話を基にした、
手加減の無い正直な描写に刺される映画です。
なんといっても序盤の津波のシーンがリアル。
そして繰り返される怖いというセリフ。
改めて津波の恐ろしさを痛感させられます。
そんな手加減の無い描写に加えて、
まだ幼かったころのトムホランド演じる長男の成長。
自然災害の非情さと長男の成長を描くストーリーは、
とても涙無しには見れません。
2018年117作目
この手の作品は本当に苦手だ、良い意味で。
泣くなと言われる方が無理だ。
特に日本にとっても重いテーマになる津波。
津波のシーンは直視出来ない人もいそう。
ナオミワッツのボロボロな姿。
ユアンマクレガーの無色透明な演技。
そして、子役3人の存在感。
この5人のバランスが凄かったと思う。
フェイクになるギリギリのリアル感を感じた。
普段見てても演じてる人達での
相乗効果を感じることがあまりなかったので、
そういった意味では新鮮さも感じる映画だった。
被災の経験がある人からすれば、
本当の部分が描かれてないじゃないかと言うだろう。
それにお前らは最後に飛行機でVIP待遇かと。
そんなのは本作に関してはどうでもいい。
映画なんだから。この家族の物語なんだから。