ギネス

インポッシブルのギネスのレビュー・感想・評価

インポッシブル(2012年製作の映画)
4.5
津波のシーンは映画史に残るといっても過言ではないぐらい衝撃的かつリアル。え?これどうやってこんな映像を撮ったの?って考えていると、その瞬間、酷い音と共に、、なんだ、この映像はって思っていると、そう、この津波は水中シーンをしっかりと撮っているので、やばいぐらいに津波の恐ろしさがしっかりと描かれていることに気づく。もちろん、本当の津波はもっと悲惨かつ無慈悲だと思うが、よくあるディザスタームービーとは全く違うレベル。実際、日本はそれを経験していることもあり、決して他人事ではないという気持ちが、より強く感情が揺れ動かしたのかもしれない。ただ、それは冒頭のシーンであって、この映画の本質はもっと違うところにあるのが、それがまた凄いと思ってしまった。全然違うと言われると思うが、その本気度からプライベートライアンの冒頭のシーンを見ているような気分になった。時間にすればものの数分なんだと思うが、物語の後半にも繋がっており、映画の描き方として、素晴らしい。ユアン・マクレガー、少年時代のトム・ホランドも良かったが、何よりもナオミ・ワッツが良かった。
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