テイアム

死霊のはらわたのテイアムのレビュー・感想・評価

死霊のはらわた(2012年製作の映画)
3.5
   サム・ライミ版死霊のはらわたのリメイク。
   まずもって、山小屋に来た目的がsexではなく主人公兄妹の妹のドラッグ依存を治療するため、というところがリメイク前の作品とは異なり、ややすました感があったものの、全体的に伝説ともなっている原作へのオマージュは充分散りばめられており、加えて全編通してのスプラッターシーンの凄惨さや血糊の量も近年では稀な程で、私は好感度高いです。
  もちろん呪文も変わってなかったので、『カンダ…』が聞こえた時点ですごくテンション上がったし、2へのオマージュとして片腕切り落としのチェーンソー装着や、エンドロール後にブルース・キャンベル自身が登場してあのセリフを言ってくれたりとオマケが盛りだくさん♪ブルース・キャンベルは割れた力強いアゴで分かるので、暗闇の中に浮かび上がった彼のシルエットだけで十分過ぎるインパクトだった。
   前半部に廃車として出てくるサムライミ作品お馴染みの車を登場させたりと気の利いたサービスも忘れていない。
   更にオリジナルでアッシュは幾度となく戸棚に投げつけられては上から物が落ちてくるというコントシーンがあったけど、今回の主人公兄は、ひたすら壁に叩きつけられます。でも何も落ちてこない分、少し多めに叩きつけられております。
   呪われた木々から女性が襲われるシーンはより直接的な表現になっていたけど、最近は隠喩的だと理解されにくいのかな。
  最後に持ってきたお待ちかねのチェーンソーは2のラストそのものだったけど、金に物言わせて文字通り雨のような血しぶきが凄いです(笑)
実は物語の途中に地下室でチェーンソーがちら見えした時から期待値は上昇していたんですよ♪

   あと、主人公は兄妹2人と考えて観ていた方が楽しめるかな。
   当然ながらオリジナル版を超えるものではないけど、スプラッター・コメディとしてなかなか振り切れており、楽しい作品でした★