このレビューはネタバレを含みます
○サム・ライミの同名作品の別監督によるリメイク。
○登場人物
・顔も言動も半端なミスターB級の兄
・薬物ダメ、ゼッタイ☆な妹
・↑の更生を山奥に設定した看護師
・死者の書を勝手に読み出すメガネ
・他女性1名(兄の彼女)
でお送りします。序盤の人物相関と舞台設定の説明がなかなか喉を通ってくれず咽ました。
○良くないかな、と感じた事柄
オリジナルシリーズの主人公アッシュほど芯のある人物が不在なこと。
激しいシーンのあとの間が、メリハリというよりも流れを切って熱を冷ましてしまう方向に働いていると感じたこと。
死霊の移動シーンのドライブ感がオリジナルより弱いこと。
○良かった点
戸締りにウルサイ死霊が面白い。
思いついた痛そうな事はとりあえず試す姿勢。舌を自らいくシーンは「痛そう!でもなんでそんなことを?」という感じが面白かった。
○結論
本作は「痛い」「汚い」にフォーカスが当てられており、個人的に求めていたオリジナルの過剰さから来るコメディ成分は薄かった。
スプラッターホラーとしては目立たなそうな本作だが、オリジナルへのオマージュは散見されるのでそれ目的で観るのも良いかも。