上海十月

旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランスの上海十月のレビュー・感想・評価

2.0
オープニングのじっくり待つのが良かったですね。後はもう色々で自分史を見せられてるんで大変疲れる。

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asquita

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3.5
タイトルから、フランスの景勝地でも旅するのかと思ったら、もっと歴史的意義がある旅だった。
まつこ

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3.4
報道写真家でもある写真家のレイモン・ドゥパルドンのドキュメンタリー。フランスの巨匠(らしい)が今まで撮った映像を繋げて映画を作る。

目撃者になった気分だった。よく考えるとフランス映画の撮影監督はあまり知らないなぁ…途中ロメールの緑の光線が出てきた。ザ・シネマでロメールが配信されているらしいから入ろうかなぁと考え中。(買ったままのソフト先に見ないとなぁ。引越したまま閉じ込めたロメールが2本新しいままなのよね…)

花嫁のヴェールが斬新で可愛かったなー!トレンドでもあるシンプルなドレスに合うと思う。髪もこん盛りしてて素敵。まぁ、それよりも歴史的な瞬間がたくさんあるんだけど私は空が印象的だった。どんより雲もあるけどコバルトブルーのような空や太陽が見せる変化を眺めているのが好きだったなぁ。
aihona

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2.5
勉強不足
戦場カメラマンすごしかまだ思われへんかった
パリとかみてからもう一回見ようかな
でもやっぱりドキュメンタリーは勉強になるからどんどん見ていきたい
arisakk

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3.6
「私は今に死ぬわ。道端で犬のように」
「知ってる?犬は道端で死ぬのよ」
猫は死期を悟ると人前に現れないというが、実際はどうなのだろうか。
倉庫に眠る未公開のフィルムで1本の映画を作ることがドゥパルドンの夢。
彼も猫ではなく犬のように死ぬことを選んでいるのではないか。
Chie

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3.7
映画鑑賞も8月24日に100本目を達成しました!そこで、101本目からは多趣味なことを活かして映画を探して行けたらと思っています。

具体的には、アルトサックス、ウクレレ、油絵や水彩画(筆のタッチがみたい)、写真、読書、美術館巡り、タップダンス

これらのモチーフが、がっつり出るものから何気なく出るものまで探しています。良ければ皆様のお知恵をお貸し下さい(^^)プロフィールの方に今まで見たものなど書いてみました!

ちなみに、これらの趣味は広く浅く、自分が楽しめるくらいなので、披露できるような何かはありません笑 でも、全部大好きな趣味です。

さてさて、本題へ…

●静謐な映像を撮るレイモン・ドゥパルドンの世界

○20歳のときに写真と映画、どちらに進むのか悩んだレイモン・ドゥパルドン。最終的に写真家の道に進んだが、この映画では倉庫に眠ってた映像と、現在の写真活動をまとめている。

○映像の方では、各国の色んな時代を写していて、戦争や精神病院もあれば、何でもない街並み、歌い出すアフリカの人々、裁判の様子など多岐にわたる。

映像と言っても写真家が撮っただけあって、フレーミングやモノクロのザラザラした感じやコントラスト…どれを取っても美しい。

○写真の方では、キャンピングカーに乗りながら写真を撮って回っている活動に密着したドキュメンタリー。

昔の写真館にあったような、三脚の上のカメラに赤い布がかかっていて、布の中でピントを確認するような「ビューカメラ」を使用。

もちろんその場で出来上がりは確認出来ないし、シャッターが降りるまでに1秒かかるので、人や車が通ると(ブレるので)写真が撮れない。手順も、とても手間がかかる。

作中でおもむろに広げた一枚の写真があまりに美しくてハッとしました。建物の写真だけど、構図とかそういうのを越えて、ただただ見入っていまう素晴らしい写真でした。

■感想
学生時代に一度だけ暗室で写真を現像する機会があって、それを思い出しながら現像するシーンを見ました。浮かび上がってくる瞬間…たまらないですよね。

最近sx70という世界初のポラロイドカメラを手に入れました。1974年製のものなんですが、アンディー・ウォーホルとかジョン・レノンが使っただけあって、折りたたみ式の洗練されたデザインです。

今のカメラとは違い、ズーム機能もない、画質も粗い、オートフォーカスもない…できる事が少ないからこそ研ぎ澄ませるものもあるなと気づきました。今は色々出来すぎて使いこなすのが難しいです。

フィルム一枚300円くらいするので、シャッターを押すまでに、すごい時間をかけます笑

現像までに20分かかるので、その場では見られないけど撮れてたらラッキーくらいの気持ちでその時の感動を焼き付けています。

そんな体験もあり、ビューカメラを愛用する気持ちがちょっとわかります。こんなふうに時が止まったような静寂が撮れたらなぁ…!

101本目
写真家でもあり、映像作家でもあるレイモンドゥパルドンの、彼自身の過去や現在をつづった映画。

ロードムービーを想起させるような映画だけれど、報道写真家、映像作家としての顔も持つ彼が撮影した世界の厳しい情勢が作中で紹介されていました。
2022-026

ドキュメンタリーというか、報道映画を見ているようで疲れた。パリとか美しい街の映像が見たかった。期待はずれ。
juuuu

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3.2
4日間に分けてやっと観終わった。大変に疲れる映画である。
街中を行く人を次々に映し出すカットでは、フレーム内で追う一人ひとりの人となりや背景が一瞬にして思い描かれる。まるで全員がよくできた俳優部かのように。
現代人はiPhoneという「カメラ」の普及によりもはや全員がカメラマンであり被写体となった。カメラを向けられている事なんぞに意識せず日常をそのまま軽快に、或いはどんよりと重く歩いてゆく人々は、今ではもう撮れないだろうなと思う。
るね

るねの感想・評価

4.0
坂本龍一が合う。レイモン自身の報道写真家/映像作家としての経歴が重厚なので、断片的なフィルムの一つ一つが短くも重く、印象的。坂本龍一聴きながらじゃなくてちゃんと観る時間を改めてとってもいいな。
ふらんす🇫🇷を旅する
写真家と旅する

「人の話には飽きた
   静寂がほしい」と

田舎へバンを走らせる…

車がバンバン通る路上に停めて

光を…✨撮る…📸

映画か写真か…迷いながら
カメラを回していた映像に…

素のフランス🇫🇷が記録されてて
タイムトリップ👀

と軽い気持ちで観てたら…

覆面を被った革命家や
リアルな戦闘の映像を観せられて
固まる

床屋💈に寄りながら…
ゆるく田舎を旅するロードムービーと

緊張感漂う報道映像が代わる代わる…

「よく電話がかかってくる
  『どこにいる?』と
  私にも分からない
  ここは宇宙なんだ
  この車がカプセル
  どこかの軌道上さ」📸
 
とマイペースな
おじいちゃん♫

『女性と砂漠』🏜
レイモンのコダワリ。

キュートな女性と
半年間のアフリカ撮影旅行♫

車の中では罵り合い⁈

のおかげで撮れた?
気怠くタバコ🚬をくゆらせる
アンニュイな
中性的な魅力の
映画的な素敵な✨記録映像🎥



【レイモン・ドュパルドン】
フランスを代表する写真家。
ロバート・キャパ賞受賞。
『世界最高の写真家集団』マグナムフォトの会員。映画も制作。ドキュメンタリー映画で評価が高い…とのこと。
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