ばいえるちゃん

旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランスのばいえるちゃんのレビュー・感想・評価

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最近仕事で映像をディレクションする機会が何度かあって、カメラマンさんに「これでいいですか?」と聞かれるねんけど、本当は(うーんちょっと目線が高すぎるんやけど…)とか(もっと毛穴がわかるくらい顔によってほしい…)とか思ってても、とにかく予定している画を撮らないといけないのと、あんまり言うとプライドもあるやろし…みたいないらない気遣いでついつい「あ〜はい大丈夫です」とか言ってしまう。

映画の中盤、裁判所のドキュメントを撮るシーンで、被告を後ろから手持ちカメラで追いかけてるところの画を見て、あ〜ほんまあかん……とちょっと落ち込んだ。
伝えるもの・ことに対して真剣に向き合った結果出てきた最良解、ていうのがあるんだな。それがわかっただけで観た甲斐があったってもんだ。

あとは画がきれい。これは「ニューヨーク、愛を探して」とは違って、よく知ってるKinfolk的なきれいさだった。