桔梗F

火車 HELPLESSの桔梗Fのレビュー・感想・評価

火車 HELPLESS(2012年製作の映画)
2.6
宮部みゆきの名作ミステリーを映画化。
結婚を1ヵ月後に控え、両親宅へ挨拶に行く途中に立ち寄ったサービスエリアで主人公がコーヒーを買って戻ると、そこに婚約者の姿はなく…。

日本ですら映画化されてないのに(´д`|||)※ドラマ化は2回

以前、韓国は東野圭吾の『白夜行』を映画化した。

長編の内容をはしょるのは無理と判断したのか、大幅に原作を脚色したが、物語の骨子とラストは変えず、秀作映画に仕上げた。邦画版『白夜行』は出来に関しては完敗…

して、本作がなぜ低評価かと言うと、はしょったり、脚色するのは構わない。

しかし、主人公まで変えたことにより、ストーリー展開はほぼ同じにも関わらず、骨子とラストを激変させ、火サスレベルの普通のサスペンスドラマになってしまった(^-^;

原作はカード破産、借金苦など社会問題が背景にある、一人の女性の悲劇を描いた骨太ミステリー。

それに対し、本作は主人公を婚約者が失踪した男にしてしまったため、テーマが「愛しの女性を探す男の苦悩」みたいになってしまった(^-^;

※原作の主人公は失踪した婚約者探しを頼まれた休職中の刑事。

ただ、原作と同じように話は進むので、おもしろいにはおもしろいと思うが、韓国映画特有の激しさが薄れていて、ミステリー解明の見せ方も上手くないのが残念…

あと、失敗したことで、原作は犯人が最初から最後まで登場しないというとんでもない荒業と圧倒的余韻を残す伝説のラストが売り。

本作は犯人がよく出る(苦笑)
ラストも大幅改変して、なんだこれは(;゜∇゜)的な終わり方に(°Д°)

以前、佐々木希主演でTVドラマ化したが、原作通り主演の登場が2時間ドラマで20秒くらい(苦笑)、セリフは?あった?というとんでもない離れ技を披露(笑)し、見事成功させた(*^^*)

こちらは、原作を知らずに観ても、映画として脚本として今一つなんで、完全に監督の力量不足(;´_ゝ`)

別な監督さんだったら、もっとおもしろくできたのに(;_;)
ナ・ホンジン監督とかポン・ジュノ監督とか(*^^*)

あ、そういえばナ・ホンジン監督の『哀しき獣』でヘナチョコ社長役チョ・ソンハが本作の準主役で元刑事役だった(・・;)

ちなみに、原作は個人的に神小説です(;o;)