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L.A.ギャングストーリーのmasayaのレビュー・感想・評価

L.A.ギャングストーリー(2012年製作の映画)
4.0
ルーベン・フライシャー監督、ジュシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング主演の実話に基づいたクライムアクション。

いつものフライシャー監督の先鋭的でスタイリッシュな作風は影を潜め1940年代のLAをファショナブルでノスタルジーな雰囲気で見事に表現している。

実在したギャングの大ボス ミッキー・コーエンをショーン・ペンが演じている。ただただ恐ろしい(笑)
警察がミッキー・コーエンを潰すために組織したのが選りすぐりの精鋭による秘密部隊。
その部隊のリーダーがジョシュ・ブローリン演じる正義感溢れる鬼熱な漢オマラ。
それぞれの隊員が特殊な能力を持つ優秀な部隊なのに何の作戦もなしに突撃。返り討ち。即撤退。2名(もちろん警察官)が警察に捕まるという初陣。アホなの?(笑)

キャラクターデザインが秀逸で出てくる人物がいちいちかっこよくてキャラが立っている。
エマ・ストーンはこの時代のファッションとメイクがピンズド。美し過ぎるかもしれません✨
個人的にはオマラと男前な妊娠妻コニー(ミレイユ・イーノス)との掛け合いが最高!

終盤のスローモーションを多用したスタイリッシュなアクションもフライシャー監督らしくて見応えがある。

ラストの音楽も良かったしエンドロールもかっこい。
フィルムノワールの雰囲気が漂う総じて完成度の高い作品。
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