芋けんぴ

モンスターズ・ユニバーシティの芋けんぴのレビュー・感想・評価

4.2
ライトスタッフ=正しい資質についての物語。

マイクは努力家だが、怖がらせ屋になるための資質は微塵も持ち合わせていない。サリーは資質はあるが、努力に欠け、しかも本当は怖がり。

そんな二人がいかにしてモンスターズインクきっての怖がらせ屋コンビになったかの物語。マイクが夢を諦め、なれるものになろうと決めるまでの物語。

持てる知識を総動員してサリーを演出し、大人の人間たちを怖がらせるという偉業を達成したマイク。

そして、そんなマイクの資質を見抜くことができなかった学長もまた、怖がらせ屋としては一流でも教師としての資質には欠けていたのかもしれない。

怖がらせ屋になりたかったマイクは後に笑わせ屋として大成するわけだけど、本当になりたかったもののことを思うと……人生って、うまくいかないとね。

これを見ながら一流と言われる人たちも実は本当になりたいものは別にあったんじゃないかと思いを馳せた。
芋けんぴ

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