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「グランドマスター」に投稿された感想・評価

okire

okireの感想・評価

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友達の家で寝ようとしてたらいきなりこれ観始めて

私「こういうの好きなの?」
友「いや」
私「じゃあなんで観るの?」
友「観てたら眠くなりそうだから」
私「笑。テレビ消しなよ」

カンフー映画で寝落ちとか意味不明だし普通に観ちゃったよね
カンフー映画というより、カンフーをめぐる人々の「在り方」を見る映画、的な。

人を殴れば血も出るし、骨も折れるのがカンフーもとい武道な訳ですが、技巧を日々丹念に磨きあげ、人と人とが対峙する「すべすべした」テクニックでもあり、それらをめぐる人々や街並みに魅力的な「雰囲気」を与えてくれているように思います。しかしてカンフーの高みに登り、軒並みならぬ達人となっても世の中は思い通りにいかず、微かに傷つきながらも、人生は続くのです。

プロモーションだけ見ると、「力と力がぶつかり合う!!カンフー大決戦」みたいな印象を持つんですけど、多分その感じで見ると拍子抜けします。雪の降る日や襟を正したくなった時に見るといい映画だと思いました。
まあこ

まあこの感想・評価

3.5
格闘のシーン、顔とかいらんから動き映してよ、となる
あまりに耽美的。格闘するからだの痛みが伝わってこない。ストーリーの推進力が弱く、「ダレ場」が長い。ひたすら映像が美しいだけの凡作。
ブルース・リーが学んだという伝説の中国武術家イップマンの生き様を描いた作品の一つ。
トニーレオンやチャンツィーなど壮々たるキャストで描かれるストーリーは、支那事変なども絡んで歴史を知るにも興味深い作品でした。
そして何より映像の美しさが心に残る作品。
大物になるとウォン・カーウェイでも、デカイ予算もらってクルクル回る中国アクション撮らなきゃいけなくなるのかなーとか思って観てなかったけど、ちゃんと観たらめちゃ良い彼の映画だった。
カンフーという手垢付きまくった題材で中国近代史の叙事詩にするとか、めっちゃかっこいいことしてる。
思ったよりも硬派…!?だったぞ…!?ワイヤーやド派手も良いけど地に足つけた武術の美しいこと。
りえ

りえの感想・評価

2.0
グランド・マスターを決めるアクション映画かと思ったら、違った…
時代に翻弄される武術家たちを描いた作品で、盛上りもなく、、
途中戦争も描かれるので終始暗めの映画だった。。

チャン・ツィイーの美しさと動きの華麗さしか印象に残らなかった…残念。
すずき

すずきの感想・評価

2.7
1930年代、日中戦争前夜の中国。
近々引退を考える、中国北部武術界の長ゴン・パオセン。
彼は、南の武術界の達人と引退試合をして、勝った者に自身の夢である北と南の武術の統一を任せたい、と考えていた。
南の武術界が代表者として白羽の矢を立てたのは、詠春拳の達人、イップ・マン。
イップ・マンはパオセンと立ち合いをするのだが、パオセンの娘・ルオメイはその事を快く思わなかった…

うーん、カンフー映画としても、ウォン・カーウァイ監督作としても微妙な出来に感じた。
ウォン・カーウァイはこの作品を撮りたくて撮ったのだろうか?
しばらく監督させてもらえてなかったから、仕方なく「イップ・マン」ブームにあやかった企画に乗っかったのでは?
そう感じた作品。
「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」の3作品しか見てない私が、ウォン・カーウァイ作品を語るには知識不足かもしれない。
間違った事書いてたらスイマセン。

カンフー映画としては、ストーリーがよろしくない。
最初こそイップマンが南の代表として北の重鎮に挑む、という王道っぽい導入。
しかし、その勝負はなんか餅の奪いあい&議論で早々に終了。
そんでその後、娘のルオメンと戦ったりするんだけど(その試合は素晴らしい)、なんとそれ以降、イップマンはネームドキャラとバトルしない!
というかストーリー自体イップマン中心じゃなくなって、ルオメン視点だったり、パオセンの元一番弟子マーサン(マックス・チャン!)視点だったりと、あちこちに飛び火する。
一番ワケわかんないのは、カミソリという名の人物視点で、初登場時以外、他キャラとほぼ絡まないエピソードだし映画に必要なキャラなの?
なんか当時の中国武術界の年表を映像化しただけ、のような展開が続く。
これと言った目的がなく着地点が不明で、どこに向かってるか分からない脚本は、ウォン・カーウァイらしいと言えばらしい。
だがやっぱり、バトル物には燃えるストーリーが欲しい。

ウォン・カーウァイ映画としては、キャラクターがよろしくない。
俺の好きな彼の作品の登場人物は、皆何をしでかすか分からない所だ。
大量の賞味期限切れ缶詰パインを一気食いしたり、片思いの人物の家に忍び込んで勝手に模様替えしたり、そーゆーキャラが好きなのだ。
そんなキャラだから、ただでさえ行き先不明のストーリーが、いよいよフリーダムに展開する、そんな映画がウォン・カーウァイの持ち味だと思っていた。
ところがこの映画、キャラクターが実在の人物だから、史実と大きく異なる事をさせるわけにもいかず、みんな大人しい。
キャラの独白が増える終盤こそウォン・カーウァイ映画っぽくなるけど、それまでは退屈な所が多かった。

勿論いい所もあって、トニー・レオン演じるイップ・マンの、裕福な生まれを感じさせる気品が良かった。もちろんドニー・イェン版イップ・マンも大好きだけど!
あとイップ・マンvsルオメンの、ダンスのような演出のカンフーシーンも優雅で、全体的にもヨーロッパ映画感ある映像が美しかった。
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