やっと観ました。噂に違わずブラックな反戦カルト映画でした。トゲはなく、可愛いくて暢気で多幸感溢れる反戦映画。こんな風変わりな反戦映画は初めて。「アンダーグラウンド」や「ジョジョラビット」がやや近いかな。
精神病院に隔離されていた患者たちが狂気の軍隊を幸せオーラで茶化す。どちらが狂気なの？ ただのドタバタにならず、ちゃんと納得いくオチもあって、最後まで笑わせてもらいました。そして考えさせられました。
戦争は最強の狂気の沙汰。
反対の反対の反対は反対なのだ、みたいな。
舞台となったフランスの小さな村は中世の歴史がそのまま残るとっても素敵な村。そこに公爵や大司教や将軍や娼婦に成りきったコスプレの患者たちが色とりどりの極彩色の衣裳でパーティー三昧。見目美しい映像でした。
原題は「ハートのキング」🃏。軍隊の伝書鳩係が主役。。
丁寧な作りだなと思ったことの一つにフランス軍、イギリス軍、ドイツ軍がそれぞれの言葉で話します。
実話だそうですが、一部分だけだと思います。ニュース記事からインスピレーション受けたとありました。
