伝説的と言われているこの作品が4Kデジタル修復版で上映という機会は逃せないと鑑賞。
この時代にこんなすごい作品を作るなんて、フィリップ・ド・ブロカ監督おそるべし!!
最初からブラックユーモアにあふれていて、戦争映画なのに戦争以上におそろしい人間の奥底を見せてくてる。
精神病院に入院する患者をかなり可笑しく描いているので、もしかしたら現代では批判を浴びるかもしれません。
でもそういうものを超えた強さがこの作品にはある。
後半はクストリッツァ監督の『アンダーグラウンド』のようにどんどん凄いことになっていく。
そして胸を打ち付けられるようなラスト。
言葉で表すのが難しいので是非近くで上映していたら観てもらいたい作品です。
瀬々敬久監督が生涯で一番というこの作品のカルトさを体感したら少し「常識」が崩れるかもしれません。