ともちん

まぼろしの市街戦のともちんのレビュー・感想・評価

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)
4.0
第一次大戦後、敗走中のドイツ軍は占拠したフランスの小さな街に時限爆弾を仕掛けて撤退。爆弾解除を命じられたイギリス軍の伝書鳩係、プランピックは街に潜入するが、住民が逃げ去った街では精神科病院から解放された患者とサーカスの動物たちが解放の喜びに浸っていた。。死を恐れず、平和を愛する人たちはチュチュや司教の衣装で、ポルカを踊る。風船を破られても怒らない。浮世離れした彼らをプランピック同様愛さずにはいられない。「人生はシンプルだ」というメッセージと共に、美しい音楽と、衣装、明るく生きて行く人々に生きる喜びを感じた。プランピックが家族と同じくらいの温度となった彼らと一緒にいることを選び、覚悟した時に解決のヒントを得るのにも感動。
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