しょうちゃん

フッテージのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

フッテージ(2012年製作の映画)
3.5
スランプ中のノンフィクション作家が、
執筆のために家族に内緒で惨劇の舞台となった一軒家に引っ越したことから想像を絶する恐怖に見舞われるさまを描いたホラー・サスペンス。

全体的に地味な内容ながらも、
引越しした先の屋根裏で見つけた数本のスナッフフィルムの不気味な映像が秀逸。
映像は最初に楽しそうにしている家族の姿が撮られていて、
突如無残に殺される場面に切り替わる。
殺し方もバリエーションに富む。
イーサン・ホークの驚き方がハンパなく、
ショックシーンで驚くというよりは、
イーサン・ホークのリアクションで驚かされる。
お化け屋敷でお化けにビックリした人につられて驚くのと一緒。
息子のトレヴァーの発作がスナッフフィルムと関係あるのかは謎だが、
ありえない発作の行動に驚かされる。
てっきり猟奇殺人鬼ホラーだと思っていたけど、
オカルトホラーでした。
副保安官が紛らわしいほど怪しすぎ。
スナッフフィルムを燃やして逃げたら勝ちとはいかず、
それが最悪を招くきっかけになる展開は良かった。
しょうちゃん

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