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終戦のエンペラーのTSのレビュー・感想・評価

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)
4.2
歴史好きとしては最高レベルの
歴史映画でした。
こんな重くて緊張感しかない
時期を日本ではなくアメリカが
製作するとは、、感服です。
自分はとても好きな部類の
映画でした。

もちろん製作国の視点がどの映画
でも少なからず入ってしまうので
マッカーサーが如何に偉いかや
准将をリンチする日本人を描くなど
その辺は米国視点だなと思いまし
たが、上映の110分の中では
できる限り忠実且つ平等な目線で
描かれているなと思いました!

日本の精神を理解する
ことは確かに難しい。
自決するのを 野蛮な連中と
評すマッカーサー。
天皇が果たして戦争の責任者なのか
それとも軍部に操られたいわば
傀儡政権のようなものなのか、、

日本史のみならず世界史好きには
たまらない一本になるかと。
逆に歴史が嫌いであれば
アクションはなくつらつらとした
話が続くので厳しいかもしれません。

それにしてもラストの
天皇とマッカーサーの謁見は
とても痺れました。
このシーンを映画化するとは、、
天皇役を演じた方も短い登場
時間でしたが、かなりの
プレッシャーだったのでは
ないでしょうか、、

戦争映画はよくありますが
タイトル通り終戦後の戦後処理を
描いた稀な映画。
それを考えたら最近レンタル開始
し始めた日本の一番長い日 も
こういう話ですかね?

とにかく歴史好きは必見です。

ところで西田さんは英語
喋れるのかな?
なかなかうまかったような(笑)
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