しゅん

終戦のエンペラーのしゅんのレビュー・感想・評価

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)
3.5
過去視聴メモその156。

終戦後の日本。天皇の戦争責任の有無を判断するため、アメリカ軍人のボナーは調査を開始する。

思ったよりも恋愛要素が多かった印象。それはあんまり好きではなかったが、それ以外の描写は概ね好きな作品だった。
日本を焼け野原にした側であるアメリカ軍人が、その土地を探索しながら歩くのってどんな気分なんだろう。元恋人も自国の行為によって行方不明になってるんだから、よくある日本国内の戦争もののような悲壮感とは少し違うように感じた。ただただ悲しいのではなく、その責任の一端が自分にもあるのは辛いだろうな…

主人公のボナーよりも、マッカーサー役のトミー・リー・ジョーンズがハマリ役で唸ってしまった。資料写真と比べると明らかに肉付きが違うのに、一見してマッカーサーと分かる演技ってすげぇ。

やっぱり日本の「あえてはっきりさせない文化」って海外から見たら異端なんだろうな。悪弊もあるけどいいこともある。いい部分はこれからも継承していきたい。
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