傑作。可笑しくってたまらんかったが本質をえぐっている。ダウンタウンの松っちゃんがやりたいのってこんな感じなんじゃないかな、と思った。
人生は須らく舞台であり、我々は皆、自分自身というキャラクタを演じる役者なのではないのか…などと言ってしまえば陳腐だけど。映画という営みがやっているのって、結局そういうことだと思う。
主人公の名前、「オスカー」だしね。
電飾男?に変身した主人公を見て、運転手の女性が思わず噴き出しそうになるのが正直でよい。指を食いちぎる、カイリー・ミノーグが歌い出す、家族を呼んだらチンパンジー、すべて唐突なのがよい。