このレビューはネタバレを含みます
Jenny Downhamの小説「Before I Die/16歳。死ぬ前にしてみたいこと」の映画化。
原題=NOW IS GOOD
冷静に迫る死を見つめながらも純粋なTessa、娘を深く愛し寄り添う父親、年の離れた弟、子どもに無関心だった別居中の母親、戸惑いと優しさが交錯する恋人Adam。
ひとつひとつの瞬間が宝物で、人を愛することの素晴らしさ。
Tessaを大事に想う父親や弟、親友Zoey、ひと目惚れした彼女が余命僅かだと知るAdam。
いつも見ているこの景色がもう見られなくなるというあの瞬間のTessaの涙。
台詞よりそれぞれが見せる喜びや悲しみ、戸惑いの表情が深く心に残る。
Adamが街中にTessaの名前を残すシーンがとても好き。