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ドリフト 神がサーフする場所のKaitoのレビュー・感想・評価

4.4
サーフ産業はオーストラリアの田舎町から世界へ。

クイックシルバー、ビラボン、リップカールという誰もが知るビッグサーフブランド各社の創設時のエピソードをミックスしたストーリーらしい。


1970年代初頭。オーストラリアの海辺の町に母と暮らすサーファー兄弟、働き者の兄アンディと奔放だがプロ級の波乗り弟ジミー。

旅のカメラマンでヒッピーのJB、ハワイ出身の女サーファー・ラニと出会い、兄弟はJBのライフスタイルに憧れる。

自由人JBに感化されてか、アンディが突然仕事を辞めサーフショップを開くと言い出す。
そして、自宅のガレージに小さなショップが誕生する。

アンディとジミーの他、ボード作りに長ける親友ガス、息子たちのウェットスーツやシャツを長年作ってきた母の協力もあり、店は繁盛。
ついにテナントも借り、サーフショップ「ドリフト」としていよいよ事業も波に乗るか、という時に店の存続どころか友情・兄弟の絆まで脅かす出来事が…


最高でした。
最The高でした。

僕を育ててくれた大人たちがこぞってヒッピーあがりのサーファーばっかで、いろいろぶっ飛んでたけど、
今でもそんなノリ引きずりながらごちゃごちゃした居酒屋やってて、今の自分にはこの自由な大人たちが輝いて見える。
父親はその中でも雑魚キャラだったのでまだくすんで見えるけど。

ドリフトの面々もやっぱり凄く輝いてんの。
「ルールを決めよう。いい波が来たらサーフィン。それ以外は仕事。」ヒューかっちょいいっ。
単純に顔も糞ほどカッコいいんだけどね。


画も素晴らしいし音楽も申し分ない。
えぐるような大波に思わず声が出ちゃう。
Johnny B. Goode をはじめご機嫌なサウンドに思わずノッちゃう。

トムワーシントン出演作品はなぜかハマらないがちという個人的ジンクスがあったけど、これは大好き。
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