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パコと魔法の絵本のismのレビュー・感想・評価

パコと魔法の絵本(2008年製作の映画)
3.7
キャッチコピーは
『子どもが大人に読んであげたい物語』

ってことで
当時すっごい話題になったよね〜


当時の私…髪の毛くるくる巻いて、ツケマ付けて…今より若かったし細かった…∵ゞ(≧ε≦o)ぶ!

当時、この作品を見た人からかなりオススメされてた。
『凄い感動した』『見たほうがいいよ〜』『絶対オススメ』って

でもね〜……

CM見ても、この作品のキラキラ感とメルヘン感がどーも苦手で💦
【ディズニー】より【ターミネーター】や【ロボコップ】で育ってきたので…

ラブコメやラブストーリーとかは見るよ。でも…それと、メルヘンメルヘンしてるのは別💦

それで、見てなかったんだけども…
歳くったのもあって
見てみることに〜



原作は舞台作品だそうですが、見てません。

キラキラ感が絵本の世界そのものを表現しているよう。
子どもが絵本を読む時のワクワク感とかってこんな感じなのかも?

でも…この作品独特のこのキラキラ感に慣れるまでちょっと大変💦
でも、慣れればいい内容だと思う。

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ちょっと変わった人達が入院している変わった病院。

消防隊員で消防車にひかれて骨折した 滝田
銃の暴発でケガをしたヤクザの 龍門寺
ジュディオング好きで噂好きのオカマの 木之元
自殺未遂をして入退院を繰り返している 室町
謎の男 堀米

勿論、看護師や医師も変わり者で…

ある夏、大貫という男が入院してくる。
大貫は一代で会社を興し、大企業へと成長させたワンマン社長。
そのせいか、他人を信じられないワガママ放題の偏屈ジジイに…

口癖は
『お前がワシの名前を知っていると言うだけで腹が立つ❗️』
『気安くワシの名前を呼ぶな❗️おまえの頭の中になんかいたくない‼️』

って怒鳴りちらし、嫌われていた。

猫は蹴飛ばすは、花壇は荒らすは…そりゃー嫌われて当然(^^;


そんな大貫が出会った一人の少女。

少女の名前はパコ。
彼女は毎日ママからもらった絵本を読んでいた。

この偏屈ジジイと少女が出会い

大貫がサマークリスマスでパコの読んでいる絵本【ガマ王子とザリガニ魔人】の劇をやることに…

個性的な入院患者達も協力してくれることに

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とにかく、出てくる大人達が個性的❗️
でも…みんなそれぞれに欠けていて
悩んだり苦しんだりしている…

それってリアルじゃない?

そんな心の隙間、孤独感や喪失感を純真無垢なパコと出会う事で癒される

パコは…毎日、1日1日を精一杯生きていてその姿にあの偏屈ジジイの大貫までもが

『明日じゃダメなんだ❗️』
『ただ明日もあの子の心の中にいたい…』

って言っちゃう。
これは名言だよね〜

ドラマ【プロポーズ大作戦】でも
『明日やろうは馬鹿野郎❗️』って言う言葉もあったけど

1日1日を大切に生きること。
そんな事を改めて教えてくれるし

見た後に
大貫や他の患者同様に、長年積み上げてきた心のシコリが少しだけ ぽわっと温かい気持ちになる

CGと実写の融合とか映像も綺麗で子どもさんと一緒に見ても楽しめると思う(^^)
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