人間でないもの(ロボット)を通じて無償の愛を描いたショート作品。
本当に愛おしい作品。例えるなら絵本のような映画でしょうか。
身体は機械だけど、心は人間そのもの。彼らは音楽も聴くし、仕事もしてるし、恋に悩む。
ロボットというフィルターを挟むことで、人間の行動が、非常に愛おしいもののように映る。
間接的に人間の行為を描く作品は多々あるが、それを行うと、設定や説明が必要となる場合がある。
本作は世界設定などの説明を極力排除し、視聴者に細かいところは委ねている。そのためテーマそのものを洗練させられたんじゃないかと。
こんだけ書いておきながら、
監督が好きに作った結果でしかなくて、後からアレコレ言うのは野暮かもしれません笑(同監督の「かいじゅうたちのいるところ 」と違って制約が少なかったとか)