偏食

ある会社員の偏食のネタバレレビュー・内容・結末

ある会社員(2012年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


表向きは貿易商社だが、ひとつの部署で殺人請負をしている。
会社に全て捧げてきた主人公、ヒョンド(ソ・ジソプ)は腕のいい殺し屋で、仲間との見事な連携プレーで次々と人殺しをする。

そのときの顔とかも「無」って感じで、目が死んでるというか、なにも思ってません。な感じがすごい。

ある日新人フンとした仕事で、フンはキムチの配達を装い仕事を終えたあと、ヒョンドに襲われる、死を覚悟したフンはヒョンドに貯めた金を家族に渡してほしいと頼む。

ヒョンドが家に行き、 母親に金を渡した。が、その母親は昔きいていた歌手のミヨンだった。

いままで人殺しマシーンだったヒョンドに人間の当たり前の喜びみたいな感情が生まれて、人殺しを辞めようとする。

貯めた金をソウルに取りに行くのにも殺されないように一苦労だったが、逃げた家に戻ると会社の上司がいて、ミヨンたちを拘束していた。

ヒョンドは殴られて倒れるが、アキレス腱にナイフで切って反撃し、銃撃戦になる。上司は倒すことができたが、ミヨンが巻き込まれて死んでしまう、

怒りに満ちたヒョンドはスーツに防弾チョッキを着て会社へ向かう。このときのいつも通り出勤する感じがなんともいえない、クールだなぁ。

ライフルを持って会社に乗り込み、社員との銃撃戦ののち、課長と戦い、社長?みたいなオッサンの部屋へ行く。
おじさんと話になり、辞めると言った時、フンが後ろからおじさんを撃ち殺す。

銃撃戦と暴力シーンが多い韓国映画らしいシーンだなあとは思ったが、ジソプの身のこなしが素敵だった!不死身感はあったが、飽きずに見られたし、なによりジソプの表情作りがとてもいい。

ぶっこみのラブだったような気もするけど、うぶなかんじもありちょっと可愛らしく思えた。

ただ、エピローグ?みたいな最後にヒョンドが面接に行くシーンで、証明写真を撮りなおすシーンが謎だった、、、こんな頃もあったなーって感じなのか、なんなのか、、、
まず、普通の会社だと思って受けて入ったら、殺人課?に入れられてしまって人生が狂ったのか、、、

フンとヒョンドの最後のシーンはとてもよかった
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