てれ

タイガー 伝説のスパイのてれのネタバレレビュー・内容・結末

タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

インドのRAWとパキスタンのISIという対立するそれぞれの情報局のスパイ達が禁断の恋をする、アクションとスパイスを詰め合わせたRomeo&Juliet(でもバッドエンドじゃないので良かった)

インドとパキスタンが独立時から現在に至るまで犬猿の仲だということはインド映画を観続けているファンなら自然と知るようになると思うが、改めてこの2国間の関係は大事であり緊張感漂うものなのだとハラハラした…監督がカビール・カーン、あの「バジュランギおじさんと、小さな迷子」の方で印パ関係にお詳しくストーリーを書き上げるのは凄いと思った。

サルマン・カーンのスパイものって観たことなかったから面白いのかと疑っていたが、アクションはキレキレだしお茶目でカッコいい兄貴だった。
そしてパキスタンの衣装を着たカトリーナ・カイフが美しすぎた。彼女の有能な魅惑の女スパイ役に酔いしれてしまいました。
こういう印パ題材のインド映画ってどうしても愛国的になりがちだけど、この映画はインド人のタイガーが国をほっぽり出しちゃうからそこが爽快。潔い。

そしてインドの情報局のRAW、先日観た「WAR/ウォー!!」の舞台でもあり復習になりました。現実にもいるんですね、スパイって。興味をそそられるやら恐ろしいやらで目が離せない。
てれ

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