刑務所帰りのミケルセン。
頼りのボスには煙たがられ、酷い扱いを受けクズ呼ばわりされる。
そんなやり切れなさの中で、ヤク中の娼婦との間にできた赤ちゃんが出来たことを知る。
もちろん、その娼婦にもクズ呼ばわりされる。
そんな誰からも馬鹿にされ、騙され傷つけられた悔しさ、不甲斐なさたっぷりのミケルセンの演技、流れる音楽に痺れる。
特に披露宴が行われたバーで、ドラッグをやったり、友達に全く面白くないイタズラをしたり、ウロウロしながら周りを見渡して俺は今何をしてるんだろう感がいい。
最後に選択した行動は、映画の冒頭で暗示されたように何かに代わったと感じられる。
時々、後頭部のリスペクトの文字が現状とのギャップをあり過ぎていいんだよぁ。