のんchan

ヘンダーソン夫人の贈り物ののんchanのレビュー・感想・評価

ヘンダーソン夫人の贈り物(2005年製作の映画)
5.0
これはマジにジャケ釣り🎣
ところがまたまた大当たり🎯

これぞジュディ・デンチの真骨頂🌟👏💖
ジュディはもはや世界が認める大女優✨
しかし、これ程までに始まりから終わりまで出突っ張りで、彼女の面白味を堪能出来る作品は数少ないのではないか?

先日観た『ベルファスト』ですら、ほんのちょこっと出てあれだけ作品を締める効果があるのに、今作はも〜う楽し過ぎてワクワクして、しまいには自分もあの皮肉たっぷりの台詞吐いてみたい❣️なんて思ってしまう😅

今作でジュディはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。なぜかFil友さんの誰からもレビューが上がってないし、mark数も少ない😥
映画好きさん、勿体ないよ〜是非是非観て欲しい💫

監督はジュディと長年の付き合いの名匠スティーヴン・フリアーズ❗️
この実話を映画にしたいと監督に話を持って行ったのは、準主役のボブ・ホスキンス(一瞬全裸丸出しになるのでビックリしたが、2014年に亡くなられたのですね🙏)
男性数名と女性のヌードあります✨ボカシなしです❗️
今作は1937〜1942年の間の実話を基に脚本されている。
これはジャケだとダンス物?と言うイメージですが...
70歳の未亡人が世の中を変えたお話⭐️


始まりは富豪の葬儀から。未亡人となったヘンダーソン夫人は、未亡人の先輩でもある友人に相談をする。
「何をしたら良いか解らないわ」
そうすると
「取り敢えず買い物よ‼︎」
と言う返事が...
暇潰しの為に出た街角で見つけた潰れたウィンドミル劇場。それを宝石を買うかのように買取ってしまう🥺
そして腕の良いユダヤ人の支配人を雇って、英国初のノンストップレビュー(時間の制限なしで観せる大衆娯楽演芸)を興行し成功するが、たちまち他劇場にも追随されてしまう。
そこで支配人に提案する『"ヌードレビュー"をしたらどう?』と😳
ロンドン中から厳選した女性を集め、誠に画期的な舞台を作って日々盛況を繰り広げた✨💖✨

1939年、第二次世界大戦が始まりドイツがイギリスに侵攻する。ついにロンドンも空襲にさらされるのに、夫人は興行を止めない意志を貫く。劇場の前に舞台を求めて集まる多くの若き兵士たち、そして中止を命令するクロマー卿、初めて語る劇場関係者達の前でその理由『なぜヌードレビューの舞台をしたいのか?』を演説する😭

脚本家曰く、キャストを決める前からジュディを思い描いて書いたと言うだけあり、ジュディにピッタリとハマる台詞の一つ一つが活き活きとしているし、当時の戦況の中にあっても屈しない逞しさ(ある意味、世間知らずな富豪と言うのが功を奏した?)、品良く凛とした態度、チャーミングさ、そして密かな恋心💓が、他の女優には当て嵌まらないだろうと思えてしまう。

またまた書き過ぎたが😔感性にビンビン来る作品は簡単に纏められないです🤷‍♀️
とにかくとにかく、お勧めです🌟

勿論ベストムービーの順番を変えます💫


あ〜これだけは言わせて❗️
衣装、メイク、髪型、帽子、毛皮のコート、舞台衣装も楽屋の雰囲気も全てに当時を再現していて、センスに溢れてます✨
のんchan

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