アタラクシアの猫

ヘンダーソン夫人の贈り物のアタラクシアの猫のレビュー・感想・評価

ヘンダーソン夫人の贈り物(2005年製作の映画)
4.2
イギリス実話系。
有閑で跳ねっ返り婆さんの“おっぱいで勝負”するヌード劇場物語。
トーシロで何も分かってない婆さんが、気っ風の良さと直感だけでガンガン突き進む様子は見てて爽快!
平時でも有事でも、おっぱいは大事。

1937年のイギリス。
未亡人になったばかりのヘンダーソン夫人。未亡人のイロハをマダム・マーゴットから手ほどきを受ける。
慈善活動も性に合わない。
ツバメを侍らすのも面倒。
とりあえず刺繍…こんなチマチマしたの、やってらんない。

たまたま街で、閉鎖されたウィンドミル劇場を見かけて何となく買ってみる。支配人を雇って楽しくやってもらおう。

管財人の推薦で現れたヴァンダム氏。かなり強情なオヤジだけど仕事は出来そう。
ヴァンダム氏の劇場の方針に、ポーンと即決で10000£の資金提供する夫人。話が早い。

支配人ヴァンダム氏の手腕で成功を収めるウィンドミル劇場だが、ヨソの劇場にマネされて客を奪われる。

よーし!おっぱいで勝負よ!

厳格なイギリス国内で検閲官クローマー卿の許可が下りる訳がない。
夫人の懐柔作戦。
「裸は美術館の絵と同じよね」
「美術館の裸は動かない…」
「制止してればいい訳ね」
斯くして!検閲官の許可を得、おっぱいで勝負する夫人。

おっぱいオーディション。
イタリア並の巨乳じゃダメ。
イギリスの品の良いおっぱいが望ましい。
発掘した新人モーリーン(ケリー・ライリー)の品の良いおっぱい。
※ケリー・ライリーの乳だけでも、本作を見る価値あり。

ウィンドミル・ガールズと呼ばれ、他の追随を許さない人気を獲得!

そして戦争へ突入。
フランスのレジスタンスを讃える演目では「民衆を導く自由の女神」を見事に演出。
戦地へ赴く兵士達。
劇場は不屈の精神で兵士達を元気づける歌を歌い続ける。激化する戦線。
1941年ロンドン大空襲。
ヘンダーソン夫人は強い意思で劇場の継続を推進する。
その思いの真意は、ずっと秘密にしていたのだが…

DVD特典には、現在80歳~90歳の本物のウィンドミル・ガールズのインタビューを収録。
当時の彼女達が誇りを持って舞台に立っていた事が素晴らしい。
80歳とは思えぬ美貌にも驚嘆する。