ぶちょおファンク

容疑者X 天才数学者のアリバイのぶちょおファンクのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

序盤★2.5 中盤★2.5 終盤★3.5

日本版を鑑賞済み。

見どころ
◯韓国版は“ガリレオ”シリーズとは少し違うアプローチの楽しみ方がある。

気になる点
●ソッコ先生はユナとファソン叔母さんが“実刑”は免れないと言って自首をさせなかったけど、
これは“脅し”というか“自分を頼ってもらう”ための計算があったのか…?
●日本版では“コタツのコード”が独特なんで警察による凶器の特定も分かるが、韓国版の“アイロンのコード”は…。
●ソッコ先生の“ストーカー”へのミスリードのひとつで“マフラーを燃やす”、あれはいらない過剰な演出に思えた。


☆総評
“ガリレオ”は“天才物理学者”湯川だからこそという“説得力”を持っていたし“天才物理学者vs天才数学者”の面白さがあった。

しかし今作では刑事が湯川の役割をも担っており、
“刑事の勘”が“天才”に匹敵するほどの説得力を序盤に持ち合わせているように思えなかったのがとても惜しい。

ソッコ先生のプランAでファソン叔母さんらが容疑者から完全に外れれば良かったのだが、
刑事は執拗に彼女らを嗅ぎ回り、
ソッコ先生はプランBへと突き進む…。

「これは頭ではなく、心で決めたんだ」
というソッコ先生の言葉が切なく沁みる…。


2022年394本目(+短編20本)