セガール幹事長代理

セデック・バレ 第一部 太陽旗のセガール幹事長代理のネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

日清戦争後、日本統治下の台湾で弾圧を受け続けた現地の戦闘部族が決起する話。

物語序盤、日本軍が非武装の地元民にひたすら酷いことをする映像が続くので結構分かりやすいタイプの反日映画の印象を受けましたが、話が進むにつれ部族サイドも女子供関係なく日本人を血祭りに上げるので双方の非のバランスの釣り合いをジワジワと、143分かけて感じる珍しい体験が出来ました。なげえ。

翻って、木村を始めとする日本人の演技と滑舌が実写版デビルマンよりちょっと上くらいのレベルで、え、グミとか食べてるの?って聞きたくなりました。
日本の役者はこんなのしかいないという印象を植え付ける新手の反日かと思えるキャスティングです。

あと戦闘部族が何かのお祝いで飼ってる牛を屠殺するシーンがあるんですが、
子「牛をもう1頭殺していい?」
長「え、1頭じゃ足りないの」
子「いや久々だからもう1頭いきたい」
長「じゃあいいよ」
牛「え」
っていうやり取りが部族なりのギャグなのかよく分かんなくて結構真面目に考えたんですが、気付いたら畜舎の外でドンパチが始まり真実は闇に葬られました。水谷豊ですら匙を投げる案件でしょう。

ちなみに戦闘シーンのクオリティはターザン以上スリーハンドレッド未満といったところで特に言うこともありません。裸足で足の裏痛そう、ぐらいです。

二部作ですが後編は観てません。
wiki読んだら事件概要全部書いてあったのでそれで十分です。

全体的に方向性が不明な映画でした。