イロカワ

セデック・バレ 第一部 太陽旗のイロカワのレビュー・感想・評価

5.0
この映画もめちゃくちゃ大切な映画。
文明を与えた事で神のような気分になった日本人が、原住民に復讐され、「民間人」が犠牲になるという前編。とにかく素晴らしい。
 こういう映画は日本人こそ作らなくては駄目で、こういう歴史は日本人が覚えていなくてはいけない。
 群像劇なのだが、本当に一人一人のキャラクターが忘れがたい。男達の強い意志によって、大きな流れが生まれそれが戦争へと発展していく様が本当に恐ろしい。ある意味、岡本喜八監督の「日本のいちばん長い日」に通じる。女と子供はそれに巻き込まれていくしかない、という部分も本当に最悪で見ていて辛い。
イロカワ

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