セデック・バレ 第一部 太陽旗の作品情報・感想・評価

「セデック・バレ 第一部 太陽旗」に投稿された感想・評価

mochikun

mochikunの感想・評価

4.3
間違いなく大傑作です。
色々とショッキングで唖然しました。その色々という言葉の中には当然のことですが自分の日本人としての意識に、罪悪感を抱かせられるようなものも含まれています。

とはいえ、どなたかのレビューにも書かれていますが、僕も公平に作られた映画だと思いました。安藤政信のような優しい人もいれば、そうでない人もいましたし、木村祐一のようにどっちとも取れるようなキャラクターもいたので、いわゆる一方向のプロパガンダ映画ではないし、エンタメとしても十分機能しているので啓蒙映画という感じでもない。色んな意味ですごくバランスの取れた映画だと思いました。

では後編見てきます。
セデック族です
changye

changyeの感想・評価

4.2
たった今、この一部鑑賞し終わったところでまず感想を‼

この作品! スゴい!
一言でいうと「美しい」!!
内容はとてもとても重いんだけれど、だけど、とてもとてもとても美しい作品だと思った。

美しい映像。
台湾の自然、山々、森、川、太陽が綺麗すぎる。
そして場面の切り替えや流れ、演出がとても美しい。

美しい音楽。
血や首が吹き飛びまくる戦闘シーンに音楽が流れるんだけど、音楽が美しくて血みどろの生臭さをあまり感じない。凶暴・野蛮というより、繊細で切ない闘いという感じ。

受け継がれた民族の伝統。
民族衣装、踊り、音楽、文化、そして胸に刻まれている民族としての誇り。

続きを見たいから、レビューはこの辺にしようと思うのだけど何だろう、生きる上での「誇り」って難しいなと。
男たちの「死んでもいい、セデック族の誇りのために闘いたい」という想い。
それに対して女たちの「男たちは何をやらかしてるのよ」という想い。
shoosei

shooseiの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

異文化理解を改めて考えさせられる映画だな。映画だから当然ある程度脚色されてるんだろうけど、それにしても子供が女・子供を殺す描写(かなり衝撃的だったけど)をシナリオに組みこんでて、そういう意味では逃げてない作品だと思う
食塩

食塩の感想・評価

4.1
外から見た日本人の汚さ。
噂の台湾映画『セデック・バレ』第一部、第二部 4時間半を一気観してしまいました。
これは凄い!
日本統治下の台湾で、山岳部族「生蕃」の反乱を描いた映画ですが、反日映画とは違い、日本人を悪で一括りにせず、個々人善悪織り交ぜて描き、また日本人として教育を受けた生蕃の人の葛藤をも描いています。
なにせ、死生観がまるきり違う。敵の首を穫らないと一人前の男と認められない文化です。死は「虹の橋」の向うにいる先祖に会えることを意味し、死こそが生きる目的という死生観。
まさに異文化の衝突。
対する日本軍と警察の合同部隊がちょっと弱すぎる気もしますが、日本人キャストも素晴らしくて(安藤政信がいい!)、なんというか、国民感情とかそんなちっぽけなもので映画作ってないなと。凄いぞウェイ・ダーション!
1930年、台湾先住民セデック族の抗日闘争、“霧社事件”を描く。誰からも支配されず自由に狩猟生活をしていた彼らを日本帝国が支配、差別してコキ使うとともに、教育や文化で同化していくのに不満を募らせ、やがてある一族の頭領、モーナ・ルダオが決起。先住民 vs 侵略者の争いの定番的な流れだが、狩人・戦士としての誇りが強いセデック族には、「出草」という首狩りの習慣があり、縄張り争いなど内部闘争でサクッと同族の首を斬ってコレクションして数を競う。まあ戦国時代の日本も似たようなもんだが。そんな性質を日本側も理解して分割統治した様子。当然、抗日闘争の描写も日本=悪ではあるんだが彼らの戦士としての意地による蛮行で巻きおこる悲劇という側面が大きい。君が代を歌ってる最中に日本の警察・軍を血祭りにあげるシーン(史実では日本人の死者は30人足らずなので、アクション映画として誇張してはいる)では爆発的に高揚する部分もあるが、重厚な描写が二部作で後編にまで続くのでちょっと長くて気がめいる。
plaski

plaskiの感想・評価

3.2
DMMレンタルBlu-ray
>|