トランスマスター

ポゼッションのトランスマスターのレビュー・感想・評価

ポゼッション(2012年製作の映画)
3.0
実話の映画化(本当ですかね❓)ガレージセールで少女がヘブライ語の書かれたアンティークの木箱を購入してから、超常現象が起こり父親がユダヤ人のラビに相談するお話です。

◆良い点/注目ポイント
・主人公が離婚していて元嫁の旦那は金持ちというハリウッド映画の定番の家庭環境。
・ユダヤ教会のラビがエクソシストをするというのは斬新です。
・悪魔の造形は『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリーポッター』に出てくる裸のクリーチャーのようです。

◆改善点
・アメリカのホラーらしく必ず物理的なダメージを受けてしまうのは覚めてしまうところ。心理的な恐怖は弱い。
・『ポルターガイスト』と『エクソシスト』と『オーメン』の要素をミックスしているが、逆に邪悪の格式が薄まっている。

◆総括
・ハリウッドのホラー映画は、どうしてもビックリ系と殺人系などアトラクションの要素が強い為背筋が寒くなるような体験ができないのが残念です。
ヴァンパイアやゾンビよりはまだマシですが、『パラノーマル・アクティビティ』のように既存のテーマでも工夫して新しい物に昇華させる工夫が欲しかったです。