Yukiko

欲望のバージニアのYukikoのレビュー・感想・評価

欲望のバージニア(2012年製作の映画)
4.0
2021年4月30日
『欲望のバージニア』  2012年制作
監督、ジョン・ヒルコート。
他の監督作品にヴィゴ・モーテンセン主演の『ザ・ロード』、
『プロポジション~血の誓約~』がある。

1920年~1933年までつづいたアメリカの禁酒法時代。
バージニア州フランクリン郡。
酒の密造をして売っていたボンデュラント三兄弟。
長男のハワード(ジェイソン・クラーク)、次男のフォレスト
(トム・ハーディ)、三男のジャック(シャイア・ラブーフ)
のところに、マギー(ジェシカ・チャステイン)が現れ、
酒場で雇って欲しいと言い、フォレストが雇うことにする。
ある日、その町に密造の取締りをする新任の特別補佐官、
レイクス(ガイ・ピアース)が着任する。
酒の密造をしている人々に裏取引を持ちかけるレイクスに、
殆どの人が屈する中、ボンデュラント兄弟は抵抗する。



映画を観ていて驚いたこと。
ガソリンがなくなったら、酒を入れれば車は走るの!?
彼らが製造していたのは度数の高いお酒だから、その
ようなお酒なら走るのかな。

三男のジャック(シャイア・ラブーフ)さんを中心に描いて
いるようだ。
ジャックが好きな女性にバーサ(ミア・ワシコウスカ)。

しかし、ジャックが表立って行動すると、いつも何か
トラブルが起き、周囲に波及してしまう。

この兄弟、本当になかなか「死なない」(*_*)
フォレストが凄い! 
銃弾受け、首を切られても、まだ生きている。

ハワードだって、背中に銃を受けても死なない。

レイクス役のガイ・ピアースさんが印象深い。
髪が真ん中分けというのが、キモイ。

暴力描写が半端ない。
目をそむけたくなること、しばしば。

三男ジャックの孫が綴った小説が元の映画。
ラストにボンデュラント三兄弟の写真が掲載されている。
Yukiko

Yukiko