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欲望のバージニアのhoteltokyoのレビュー・感想・評価

欲望のバージニア(2012年製作の映画)
4.5
禁酒法の時代にバージニアの山奥で酒を作り続ける伝説の三兄弟。長男ハワード、次男フォレストは無敵の喧嘩野郎、三男ジャックはどこか弱々しく、同じく足が悪い代わりに手先が起用で蒸留酒の製造や車の改造などが得意の相棒のクリケットと一緒に兄の仕事を手伝う。法に触れた家業なのでできるだけ山奥で仲間たちと酒作りに明け暮れる三兄弟。そこに町の新任補佐官で殺人もいとわないレイクスがやってくる。そこから命を落とすような厳しい取締が始まったー、とまさかの実話を元にした物語。

いや、すげー良かった。長男と次男が最強すぎたのでこの2人を中心に展開するかと思われたが、まったく違っていた。良い意味で期待をしっかりと裏切られたので悔しい。多少ともグレイゾーンで家業を続けるには屈強な精神が必要で、それこそ様々なところから目を付けられてはその屈強な精神で跳ね返していた時代。まさに、お酒飲みたくなる映画。でも、飲む前に酔えるハードボイルな映画であった。トムハーディかっこよすぎよな。
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