記録。
運命との対話。
前に観た『僕の大切な人と、そのクソガキ』のデュプラス兄弟がメガホンを取ったゆるゆるオフビートコメディ。
ハッピーニートってなんやねんって感じなんですが、激務な社畜生活を送る身からすると確かにハッピーに見えなくもない。なんなら羨ましい。
内容としては、
ジェイソン・シーゲル扮する三十路ニートが間違い電話で言われた「ケヴィン」(彼曰く啓示らしい)を求めて外に出たら、エド・ヘルムズ扮する嫁に浮気されてるっぽい兄と会って嫁とケヴィンを追跡するお話。
三十路ニートことジェフはシャマランの『サイン』に感化されて単なる間違い電話を大真面目に神のお告げとこじつける。なんやコイツ。『サイン』観てないけどそんななる映画なのか…?
一方で、兄のパットは仕事はしてるけど嫁に黙ってポルシェ買う勝手野郎。しかも買ってからドヤ顔で事後報告。なんやコイツ。そりゃ愛想尽かされるって。
とまぁこんな2人をメインに据えた映画なのでそんな劇的なことは起こらず、そこまで感情移入することもない訳で、終始生暖かい目で見守る、なんてことないお話。人によっては心地良さを感じられるような空気感はあるかも。
母親のエピソードが別に無きゃ無いでも…だったり、基本的に「で?」て感じの内容ではありますが、収まりが良い結末は素直に拍手かな。
僕なんか、そんなにアクティブに動けるなら仕事せえやって思いましたけどね。こういうとこが社畜なんでしょうか…。