総じてイマイチだった。
まず前半の画面のウザさ。ワンショットの中で被写体の大きさをコロコロ変える微細なズームの濫用は生理的不快の域だし、背景をぼかしてひたすら顔の切り返しにご執心な点も気に入らない。フーターズで飯を食ってるシーンでは、オッサンの顔ばかりアップで撮る一方、フーターズギャルを一切画面に収めないという愚行を犯している。正気なのか？
後半は画面には慣れてくるものの、結局「忘れていた身近な幸せに気づく」形式にオチるストーリーにあまり共感出来ず。無垢の聖人っぽい主人公のキャラに乗れないというのもある。
あと、事故みたいな予期せぬできごとを利用してドラマをまとめてくる感じがマジで苦手。事故！→生存！→絆強化！みたいなのはほんとにしっくり来ない。
シーゲル母のオフィスにおけるスプリンクラーのシーンはすごく良かったかな。あれはロマンチック。
