140字プロレス鶴見辰吾ジラ

アンストッパブルの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

アンストッパブル(2010年製作の映画)
4.5
【仕事】

何のために仕事してる?
何のために満員電車に乗る?
何のために上司の叱責に耐える?
何のために終電で帰る?

もうわからない…

心のブレーキは焼き切れたか?
いやまだ焦げ付いただけだ。

いつこの生活は止まる?
止まれないんじゃないか?
俺が壊れるか?

いや、まだその日じゃない。

この映画に感謝してる。
これは最高の
『仕事』映画だ。

会社がクビにする?
そんなの関係ない。
良心に従って
正義を全うする。
俺はダメだと何度も思う。
トニー・スコットありがとう!
天国にキスを贈るよ。

何なんだこのグワングワン回るカメラワークは?何なんだこのカッティングは?何なんだキレるズームは?馬鹿のひとつ覚えみたいなロデオマシンのような演出は?

何でこの映画は美しい?
何でこの映画は泣ける?

そりゃ…
『生きてる』からだ。

好きなように社畜と呼べ。

俺はまだ止まれない。
約束がある。
スタッフがいる。
俺は禄に結果の出せないクソほどにしか会社は思ってないかもしれないが、まだ止まれないんだ。

列車は止まったが、仕事は止まらない。だから止まらない、俺自身は。

ブレーキが壊れるまで躍動しろよ!とありもしない自分自身への歓声を聞かせてくれたのはこの映画だ。

だからまだ走れる。
だからまだ止まれな。
ありがとう。
トニー・スコット。

「まだだ!」
と感じさせてくれる
そんな映画に出会えたことに
現場で生きる。
確かにそう思えたから。

止まれないこの世界で
胸を張って生きるしかない。
※B'z「Pleasure ~人生の快楽~」より引用。


旨いつけ麺が食えれば 
今はいいや。
誰か教えてくれないかい?