2回目の鑑賞。
現時点でレフン監督作品の中では1番好きかも。
現代版時計じかけのオレンジとも言われる本作。
他人に縛られることなく暴力でしか自己表現することができなかったマイケル・ピーターソンについての伝記映画。実在の人物の伝記映画だけどアート性がかなり強い。かっちりしたカメラワークと美しい構図や色彩、テクノやクラシックなどの多様な音楽が最高に好み。キューブリック、デビッド・リンチ、スコセッシ要素もあるかも。そして何より最高のトム・ハーディ映画だった!まさに怪演。
レフン監督の強烈な作家性、芸術性と娯楽性を兼ね備えた作品なのでドライヴと並んで監督作の中ではかなり観やすい作品。