ポール・バーホーベン監督作。
アイスピック殺人事件の捜査線上に浮び上がった女性作家。事件を捜査する刑事は次第に、容疑者の妖しい魅力のとりこになっていく。やがて彼自身に殺人容疑がかかってしまうが…。
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良くも悪くもシャロン・ストーンが取調室でノーパンで足を組み替えるシーンが今作を象徴してると思った。
前半、シャロン・ストーンがとにかくエロくて誘惑がハンパない。見てる自分も『いい女すぎる。騙されてもいい!』と思わされる。しかしかなり焦らしてくる。そのせいで犯人探しよりも主人公がシャロン・ストーンといい関係になるのかを見守る感じになってた。
これって良く言えば悪女をモチーフにした映画のコンセプトが100%成功してるとは思う。そもそもヒロインに魅力がなければ成立しないし。でも、悪く言えばサスペンスなのに犯人が誰かとかどうでも良くなる内容という事だ。
あとミステリアスな魅力を放ってたシャロン・ストーンだけど、一度主人公と肉体関係を持ってしまったら焦らされた感情が解消されてやっぱり魅力が下がってしまう。だから前半半分が面白くて後半失速した印象。