大好きな氷の微笑の続編で、シャロン・ストーンがキャサリン役を続投しています。
シャロン・ストーンはもちろん綺麗なのですが、14年前である前作に比べるとかなり落ちていて、絵になるほどや周りの男性が凍りつくほどではなかったです。彼女の映画は13作くらい見てますが、やっぱりトータル・リコールからカジノもしくは悪魔のような女くらいまでが全盛期ですね。
今回のターゲットであるマイケル・グラス博士はマイケル・ダグラスに比べると個性が弱くて魅力に欠けていました。ドラゴン・タトゥーの女から蜘蛛の巣を払う女のキャスト変更と似ています。
今作ではルーピン先生が出ていて、昨日のネビルといいハリー・ポッターのキャストに出会っています。
テーマ曲は同じなのは良かったです。またクラブからトイレを移動をするみたいな、前作と同じような展開があるのも嬉しかったです。
しかし最大の欠点は、話があまり面白くないのと、前作の異様な雰囲気のサスペンスではなくなっていることです。もちろんシャロン・ストーンの魅力が落ちたこともありますが、取調べ室の内装なども独特な感じが無くなっているのが残念でした。シャロン・ストーンが意味ありげにゆっくり話しているだけでした。あとアイスピックも太かったです。もっと鋭い物があったはずです。
改めて氷の微笑は、バーホーベンの演出力やキャストの全盛期やヤン・デ・ボンやジェリー・ゴールドスミスなどの最高の組み合わせによって出来た傑作なんだなと思いました。